○ローターの追加工作
ローターの基部がごちゃごちゃしているとかっこよく感じるので、実機写真を参考にしてメインローター基部にパイピングを施します!
0.8mmの銅線を使用して、パイピングを施していきます。
銅線は真鍮線より形をつけやすいので、こういった作業には向いていると思います。
手順としては、まずローターの中心に銅線と同径の穴を開け瞬着で固定。
そして、銅線の接着を確認してからピンセットを用いて、中心から外側にむかって銅線を形付けていきました。
銅線はあらかじめ長めに用意しておき、余分を最後にカットするようにしておくと良いかと思います。
あと、縦に伸びるロッド状のパーツ(D7)は、真鍮線に置き換えておきました。
パーツD5に穴を開けて真鍮線を差し込めるようにします。後ハメ出来るようにもなるので、ローター基部の製作が容易になりました。
今回は駐機状態を想定して製作を進めています。
そこでメインローターのブレードは「垂れ下がり」を再現すべく、たわみを付けることにしました。
ブレードは4枚あるので、全てのブレードの垂れ下がりがなるべく一致するよう注意しました。
それぞれのブレードを並べて、比較をしながら作業を進めていきます。
こんな感じになりました!
実機写真を観察すると、テールローターにもリング状の配線があることが確認できました。
そこで、テールローター基部にもパイピングを施すことに。
ここは電源ケーブルをほぐしたものを利用しています。
ただ銅線より柔らかいため、破損しないよう今後の取り扱いには注意です!
○マスキング
塗装に向けて、まずはウインドウフレームにマスキングを施しました。
今回は直線部位は細切りにしたマスキングテープを使用、曲線の部位はマスキングゾルを塗布しています。
このような細かい部位にマスキングゾルを塗布する場合、面相筆を使用して塗布すると作業しやすいです。
曲線の部位は、丸く切り抜いたマスキングテープで対応してもいいかもしれませんね。
ただ、パーツの大きさが大きさだけに、マスキングテープの幅が0.1mm単位になることもあります。
このような細いテープをちまちまと貼っていく作業には骨が折れますが、この作業が上手くいくとちょっとだけ職人に近づいた気分になれるような・・・。(笑)
コクピット前方下のウィンドウは迷彩のラインがまたがるため、この段階で仮止めして胴体と一緒に塗装したほうが良さそうです。
仮止めにはピットマルチを使用しました。
ピットマルチは接着後も容易にパーツを外せる割には適度な接着力で、パーツがポロっと外れることはありませんでした。
○洋上迷彩の塗装
迷彩の境界ラインをどうトレースするか悩みました・・・。
当初は説明書の塗装図を参考にマスキングテープをカットし、迷彩を塗り分けようと考えました。
しかし境界が位置する機体下部には凹凸が多数あり、マスキングテープを貼り込むのが困難なことが予想されます・・・。
そこで今回は境界のみを筆で塗装し、その後に境界の内側をエアブラシで吹き付けて迷彩を再現することにしてみました。
説明書を拡大コピーしてキットに貼付し、そのコピーを参考に境界をトレースします。
それでは実際の塗装へ。
まず機体下面色をエアブラシで塗装します。
その後、説明書のコピーを機体に貼付、そのコピーをトレースするように機体上面色にて境界を筆で塗装していきます。
そして、下面色にかからないように注意しながら機体上面色をエアブラシを使用して塗装すれば、くっきりとした境界が再現できるはずです!
塗装とデカールの貼付は、マスキングの手間やパーツの破損を考慮して上記写真までパーツを取り付けてから行っています。
(コクピット前方下のウィンドウは、一度取り外しています)
特にテイルブーム左舷のHFアンテナ(MA1)は容易に破損が考えられるため、塗装まで仕上げておいて最後に取り付けることにしました。
あと、デカールは一つのデカールに複数のマーキングがまとめられているものがあります。
シルバリングを起こしたら嫌なので、なるべく余白をカットして使用します。
あらかた塗装が済んだら、アクセントとなるライト類の再現方法について考えてみます。
まず航法灯です。
航法灯は凸ディティールであり、さらにサイズも小さいことからデカールやシールの貼付は困難と感じました。
そこで航法灯は全て塗装で再現することに決定!
Mr.カラースーパーメタリック:SM06クロームシルバーを塗布して乾燥を待ったら、タミヤエナメルにて着色。
機体左側はクリヤーレッドを、機体右側はクリヤーブルーを使用しました。
上記シルバーは筆にて塗布しましたが、航法灯くらいのサイズであれば筆ムラもあまり目立たちません。
しかもけっこう光るので重宝します。
テイルブーム下部とテールローター基部上部にある衝突防止灯は形状が単純であるため、クリアーとクリアーレッドの伸ばしランナーで作り直してみました。
あまり細くなりすぎないように、熱したあとは気持ちゆっくりめに引っ張るのがコツかと。
ちなみにクリアーレッドのようなランナーは、スケールモデルだとカーモデルに付属していることが多い気がします。
手に入れたら取っておくことをお勧めします!
引き込み式ライトはハセガワ:ミラーフィニッシュを丸く切り抜いて貼付、その上にエポキシ接着剤をコートするように塗布して再現してみました。
接着剤のはみ出しと指紋等の付着が怖いところですが、高い輝度が再現できるため単純な形状のライトやレンズの再現方法として有用かと思います。
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