はじめに
今回制作するキットはこちら。
BELKITS(ベルキット)1/24 Volkswagen・PORO(ポロ) R WRC
今の自分にとって旬なキットが手に入ったのでカーモデルを作ります。
少し前のことなのですが、久しぶりにテレビでWRCを見たらえらくカッコいい車が走っていて身体中がしびれました。
それがこの車でした。さらにタイミング良くキットも発売されたらしい…。
ならば、この興奮が冷めないうちにPOROを作りたい!ということで製作することにしました。
実車について
2013年のWRCチャンピオンマシンです。
フォルクスワーゲンはこのPORO・Rで、WRC参戦復帰初年度となる2013年より目覚ましい活躍を見せます。
2013年は13戦中10勝、2014年はなんと13戦中12勝、2015年も13戦中12勝と、この制作記を書いている2016年現在、フォルクスワーゲンは2013年からPORO・Rで3年連続ドライバーとマニファクチャラー(メーカーポイント)でダブルタイトルを獲得しています。
圧倒的です…。
市販車のPOROがベースとなっていますがWRC競技車両ということもあり、中身のみならず外観も大幅に変更されています。
正直市販車のPOROはパッとしない印象を持っていたのですが、PORO・Rのデザインは衝撃的でした・・・。このデザインに一目惚れしたのです・・・。
この外観のままで発売されたりはしないのでしょうか。
そうしたら、何が何でも手に入れたいと思うのは私だけではないはずです!
エンジンは4気筒1.6リッターターボで、最高出力は232kW(315hp)/6250rpm、最大トルクは425Nm/5000rpm。
あと最近よく見るパドルシフト(ハンドルの奥にあるレバーでシフトチェンジが出来る)は2015年から採用しているそうです。
したがって、キットが再現している車両には付属していません。
ちなみにフォルクスワーゲンって今までラリーで走っているイメージがあまりなかったのですが、調べてみると何度か活躍した時期があったようです。
1950年代後半から60年代前半にかけてのイーストアフリカン サファリ(いわゆるサファリラリー)では優勝しているのですが、マシンはなんとあのビートル。
ミニがモンテカルロで勝利しているのは知っていましたが、ビートルもラリーで勝利を挙げていたのは初めて知りました。
1980年代に入るとゴルフでWRCのグループAで総合優勝も決めているらしいのですが、まったく印象に残っていません…。
しかし、それはこの時代にランチアをはじめとするグループBのラリーカーが大活躍してからというのもあるのではないでしょうか。
個性的で圧倒的なインパクトを持つ車たちの影に隠れた存在になっていたように思われます。
それだけに、ここ最近のWRCでの活躍はフォルクスワーゲンの歴史に残るものなのでは、と私は思います。
キットについて
2013年モンテカルロラリー参戦車両をモデル化しているようです。キットは車高が低くて大径のホイールを履いている、いわゆるターマック仕様になります。
ボディ上の青・黄・グレーの色分けはデカールでフォローされていて、チャンピオンのオジェのみならずラトバラとミケルセンのデカールもカバーされています。
そしてなんといっても中身は「全部盛り」と言えるような内容でした。
エッチングのみならずメーカーロゴやミラーを再現するメタルインレットや、各種アンテナを再現する金属線まで入っています。
ちなみにこの写真に写っている小袋に入ったフォルクスワーゲンのロゴのデカールは、ルーフベンチレーター上に貼るデカールだと思われるので注意が必要です。
なんとシートベルト用のリボンやウィンドウの塗り分けに使用できるカット済みのマスキングテープまで…。
ちなみにこのキットはベルギー製なので、説明書に日本語表記はありません。ただ英語が併記されているので、そこまで困ることはないかと思います。
塗装指示もレベルカラー・ハンブロール・タミヤカラー・GSIクレオス水性ホビーカラーで表記されています。
海外製品だけだと悩んでしまうこともあるかもしれませんが、日本のメーカーも表記されているので心配はなさそう。
ただ、説明書にはパーツによって混色の指示が出てきますが、混合比は記載されていないので自分で実車の画像等を確認するケースが出てきそうです。
ボディはこのように別途保護されていました。
私はベルギー製のキットって今まであまり見た覚えがなかったのですが、これらを見るとクオリティの高さを感じます。
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