○塗装と仕上げ
各部の整形や加工が済んだら、そろそろ塗装をはじめていきます。
今回は成形色を活かしてなるべくお手軽に仕上げたかったので、極力サーフェイサーを使用しない方針をとっています。
ただ・・・。
表面の状態を確認するために、合わせ目を処理した部位を中心にサーフェイサーを吹いておきました。
サーフェイサーを吹いた後の方が表面の状態を確認しやすいです。
ツインテールのように合わせ目の処理にパテを使用した部位は、特に注意が必要だと思います。
案の定、サーフェイサー吹き付け前には気付かなかった合わせ目残りやヒケ、ピンホールが見付かりました。
スティレットのパンツは縞パンです・・・。(笑)
キットには縞パンを再現するデカールが用意されていたのですが、曲面に上手く貼り込む自信がなかったので塗装で対応してみることにします。
幸い塗り分けは直線基調なので、マスキングは難しくなさそう・・・。
デカールやパンツの大きさから、幅は0.8mmとしてみました。
幅0.8mmのマスキングテープを用意して、隙間なく貼り込んでいきます・・・。
そうしたら一枚おきにマスキングテープを剥がして、あと塗料が付着してほしくない部位もテープで保護してから・・・。
縞パンの完成です!
股関節のピンにも少し塗料が付着してしまいましたが、ここはあとで削り落としてしまえば大丈夫!
あとは説明書通りに塗装していったのですが、説明書やイラストを確認するとけっこう塗り分けがあるのですね・・・。
ほとんどはマスキングで対応しました。
しかし、上の写真のグレーの部位等はマスキングの難易度が高く、何より手間がかかります・・・。
それに例えマスキングしたとしても、塗り分けのラインがピシッときれいに整う自信がありませんでした。
こんなところは筆塗りで対応してしまいます。
薄めの塗料を用いて塗り重ねていき、重ねるときは塗っては乾かしを繰り返すようにしていきます。
基本を忘れないように注意していきましょう。
ちなみに各色、特に装甲や髪のブルーに関しては、説明書にあるカラーガイドを参考に混合したものを使用しています。
ただ、装甲ブルーに関してはネービーブルーの分量を間違えると、一気に濁る印象がありました。
ですので、ネービーブルーは少量ずつ混合して様子をみています。
さらに、装甲はコバルトブルーとホワイトを3:1の比率で混合したもので、グラデーションをかけてみました。
髪のブルーに関しては、グラデーション色は説明書の混合比でほぼイメージ通りになったのですが、ベース色はなぜかイメージとは程遠いものになってしまいました…。
ここはチャートに拘りすぎず、自分の目を信じて配合していくことにします。
最終的にホワイト:インディブルー:パープルを50:2:5程度の比率で混ぜた塗料で決定です。
結局全塗装に近くなってきてしまいましたが・・・。( ̄。 ̄;)
最終的にはつや消しフィニッシュで仕上げていこうと考えています。
しかし、戦車や飛行機とはまた違った、キャラクターに合わせたアクセントが欲しいと感じたので、一部パーツにパールカラーをコートしてみました。
スティレットのキャラクターイメージを考慮し、サファイアブルーを使用してみます。
パールカラーでコートしたパーツは、黒やグレーでスミを入れても面白くなさそうと感じたので少しアレンジしてみます。
話は全く変わりますが、かねてから私はデカールチューンというものに強く惹かれるものがありました・・・。
そこで・・・。
フレームアームズ・ガールズはロボット的な要素もあるので、デカールチューンを施してお手軽にパーツの解像度を上げてみます。
ただ、サイズ的には1/144スケールのものが合っているようなのですが、フレームアームズ・ガールズって1/1スケールなんですよね・・・。
あまりべたべた貼りすぎないように注意しました・・・。
武装関係は単色塗装ではさびしく思えたのですが、塗り分けるのも面倒くさい・・・。
ということでここも市販のデカールを貼って、お手軽にディティールアップしてみます。
これだけでもぐっとかっこよくなるように感じたのですが、いかがでしょう。
あと、ガトリングガンは銃器ということを考慮し、カラーを調整しています。
スティレットはところどころに白いラインが入っていますが、すべてをマスキングしてから塗装するのは面倒くさいです・・・。
そこで、へこんでいるディティールに関しては、エナメル塗料をスミ入れする要領で対応してみました。
濃いめの塗料を使用してみたのですが、予想以上にきれいにいきました。
出っ張っているディティールに関しては、マスキングしてからエアブラシ塗装で対応していますが、これがけっこう大変・・・。
髪の毛の陰色やスミ入れにはウェザリングカラー:フィルタ・リキッドのシェードブルーというものを試してみました。
へこみや光の当たらないと思えるところに塗料を置き、そのあとに専用の溶剤を含ませた筆で色の境目をぼかしていきます。
まだ使いこなせていない気もしますが、こんな感じでよしとしましょう!
フェイスパーツはイラストも参考にして、チークを入れてみます。
使用したのはタミヤ・ウェザリングマスターのHセットで、色はピーチが好みです。
綿棒を用いてほんのりと色が乗るように注意しました。
あまり濃すぎないナチュラルメイクが私は好みです。(笑)
あと、同色で鼻やあごあたりにもふわっと色を乗せておくと、血の通った温かみのある表情になるように思います。
お化粧をしたら、ほおにハイライトを差しておきました。
フェイスパーツは成形色のままだと少しつやがあるので、なんだか顔がテカって見えてオイリーな感じがしなくもありません・・・。(笑)
これではキャラに合わないので、つや消しクリアーを吹いて肌を整えます。
しかし、そうすると今度は画一的な感じがして、表情が沈んでいる印象を受けるようになりました。
そこで瞳にクリアーをコートして、目をきらっと光らせてみることにします。
クリアーのコートは一回で済まそうとせずに、複数回塗り重ねていくとつやが出やすいです。
これでつやにギャップが生まれたこともあり、抑揚が出て表情が生き生きとしてきました。
さあ、パーツの仕上げが終わりました!あとは組み立てて完成、のはずなんですが・・・。
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