外装部品のクリアーコートの乾燥を待っている間に、その他のパーツの塗装も進めていくことにします。
メッキパーツの再塗装

B4・10、B5・9、B12・14・16・17(マフラー)は合わせ目とゲート処理の関係でメッキを剥がしてしまったので、金属色を再塗装。
ここはメッキ調塗料として注目されていた、ガイアノーツ:プレミアムミラークロームを使用してみます。
この塗料は金属色の中でも特に表面の状態で輝度に差が出ると聞いていたので、
①整形が済んだらサーフェイサーを吹く
②サーフェイサーの乾燥後、#1000→#1500の耐水ペーパーで順に水研ぎ
③タミヤ:コンパウンド粗目で磨く
という順で表面を整えて平滑を目指してみました。
③が終わったところが画像の状態です。
あとこの塗料は下地色の影響を受けづらいとも聞いていたので試しにこの状態で塗料を吹いてみたのですが、ムラも確認されずきれいに発色しました。
ちょっとびっくり。w(*゚o゚*)w

こちらはB19(クランクケースカバー)。
このパーツにもプレミアムミラークロームを使用したのですが、マスキングの必要があったのでテープを貼ったら一部塗膜が剥がれてしまいました・・・。
金属色は筆塗りによるタッチアップは難しそうだったのでエアブラシで修正しましたが、あまり塗膜は強くないのかも・・・。
ただ、このパーツはほとんど整形を必要としなかったので、サーフェイサーを吹かずプラスチック地に直接プレミアムミラークロームを吹いています。
同じくプレミアムミラークロームを使用したマフラーではこのような症状はみられなかったので、もしかしたらそのような工程が影響したのかもしれません。
エンジンの塗装

説明書でフラットアルミが指定されているパーツは、タミヤラッカー塗料のフラットアルミを使用してみました。
金属色でありながらフラット感がとてもいい感じ。
金属色の鋳造表現には最適かもしれません。
一部のパーツは重厚感を狙って、フラットアルミを吹いた後にGSIクレオスMr.ウェザリングカラー:マルチブラックを薄めてウォッシング(塗料がかすかに残るくらい薄めた塗料を用いて洗うように塗る)してみました。
画像右がウォッシング後ですが、あまり違いがわかりませんね・・・・。(´д`;)
ただ、あまりやり過ぎると汚らしくなってしまうので、ほどほどにしておきました。

エンジン完成!(^▽^)
ビニールパイプの根元にはハセガワフィニッシュシート:ミラーフィニッシュやガンメタルフィニッシュの細切りを巻き付けて、クランプやジョイントを再現してみました。
ブレーキディスクの塗り分け
このキットで制作前から塗装で悩みそうだなと感じていたのがここ。
A13・14(前後ブレーキディスク)で、丸いパーツを丸く塗り分ける必要があるところです。

メタリック塗装が含まれるため、きれいに発色させるためには塗装にエアブラシを使用したい・・・。
しかし、そうするとマスキングは避けられそうにありません・・・。
散々悩んだ挙句、外周から攻めていく作戦を立ててみました。
一番外のメタリックグレイで指示されている範囲は、実車の画像等からイメージに近いと感じたGSIクレオス:スーパーアイアンを使用しています。

まず一番外の範囲をスーパーアイアンで塗装し、乾燥したらサークルカッターで切り抜いたテープでその範囲をマスキングします。
マスキングを終えたらディスクの真ん中の、フラットアルミで指定されている範囲を塗装。
こちらはタミヤラッカー:フラットアルミを使用しました。

フラットアルミで塗装したところが乾燥したら、次はセミグロスブラックで指定されている範囲を塗装するための準備へ。
ここもサークルカッターで切り抜いたテープでマスキングしますが、切り抜いたテープは分割しておくと貼りやすく感じました。
あと、セミグロスブラックで指定されている範囲には楕円を半分に切ったような形状も含まれていますが、一旦そこは無視してディスクの中心の塗装を進めてしまいます。

セミグロスブラックでの塗装を終えたら、ディスクの真ん中のフラットアルミをマスキングしていたテープのみ剥がします。

その後あらためて楕円っぽい形状の範囲を塗装します。
画像で緑色に塗り潰した範囲をマスキングしますが、この形状をテープでマスキングするのは難しいので、ここではマスキングゾルを使用することにします。
表面張力を利用して、盛り上げるように塗っていきました。
マスキングゾルが乾いたら再度セミグロスブラックを塗装。
なんとかなったかなー・・・。

そんなこんなでリヤ周辺が完成!
ホイールの塗装にはガイアノーツ:Ex-ゴールド使用、イメージにぴったりでした。
完成すると見えなくなってしまうところもあるので、ここでも一度記念撮影をしておきます。v(⌒o⌒)v
ツヤのコントロール

画像はB11・13(フロントフォーク)です。
セミグロスブラックで指定されているところはGSIクレオス:ウィノーブラックに、フラットベース・なめらかスムースを10%足したものを溶剤で希釈して吹いてみました。

画像はC14(シート)で、このパーツもキットではセミグロスブラックの指定です。
しかしそれぞれの素材の違いを表現したかったので、こちらはウィノーブラックにフラットベース・あらめラフを30%足したものを希釈したもので塗装してみました。
同じ色でもフラットベースのなめらかスムースやあらめラフを使い分ければ、様々な表現が可能です。
重宝しております!

フロントフォークのインナーパイプにはハセガワさんのミラーフィニッシュを使用。
塗装となるとエアブラシの準備やらマスキングやらで重い腰を上げなければいけませんが、このシートなら貼るだけで手軽にメッキ調の質感が得られます。
手放せません!
https://mobile.twitter.com/ns_factory_100
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