SKYTUBE(ALPHAMAX):DarkAdvent(ダークアドヴェント) Dragondress ソフィア DX Ver.(1.0)制作記その9:塗装の続き、そして完成へ

 

前回は

・塗装の準備

・塗装開始

として、主にドラゴンガントレットや装甲に塗装をしていきました。

ここからは肌色の塗装へ移っていくのですが、ここで悲劇が訪れることになります・・・。

そして、その悲劇を糧に完成へ。







肌色の塗装

 

肌色の塗装は、以前からGSIクレオスさんのLASCIVUS(ラスキウス)シリーズを試してみたかったので、ソフィアで活躍してもらいます。

(写真を撮り忘れてしまったので、上の画像は完成時の写真から)

LASCIVUSシリーズはシステムのようになっていて複数の塗料が用意されており、それぞれの塗料を吹き重ねていくことで多彩な肌色が表現できるようになっています。

 

今回はパッケージアートを参考に色白な感じの肌色にしてみたかったので

①Mr.フィニッシングサーフェイサー1500(下地)

②LASCIVUS:ナッツホワイト(ベース色)

③LASCIVUS:クリアーペールオレンジ(陰になるところやへこんでいるところを中心にシャドウ吹き)

④LASCIVUS:スムースパールコート(オーバーコート)

といった順で使用してみました。

 

振り返ってみると、もう少しシャドウ(吹き)を強調してもよかったのかな、と。

ここら辺はもっと経験を積んでいく必要がありそうです。

 

黒いところはGSIクレオス・リトルアーモリーカラー:アルマイトブラック。

マットで深みのある雰囲気がとても良い。

本来は重火器の塗装を目的とした塗料であるようなのですが、意外なところで活躍中。

 




 

顔の塗装とマスキング

 

実は以前にも美少女プラモを作ったことがあります。(下のリンクを参照してみて下さい)

コトブキヤ フレームアームズ・ガールズ・スティレット(その1・箱を開けて仮組みする)

そのときも全塗装で仕上げたのですが、顔のパーツはあらかじめ印刷されている表情を活かしたかったため、無塗装でそのまま使うことにしたのです。

しかし、顔とそれ以外の肌色のパーツとで色合いをうまく合わせることが出来ず、違和感の残る(顔色が悪そうに見えた)仕上がりとなってしまったほろ苦い記憶が私にはあります。

 

色合いを合わせるためには出来るだけ同じ塗料で塗装したほうが良さそう、しかし、印刷されている表情は活かしたい。

ということで、今回はその表情が表れている場所をマスキングしてみることに・・・。

 

結果はどうなったかというと・・・、だめでした・・・。

塗膜の段差が目立ってしまい、一部はがびがびにもなってしまった・・・。

これでは使用は難しいと思われる・・・。

もうちょっと薄く吹いたら(塗膜の厚みを抑えたら)改善するかも。

それと、塗装を終えたらなるべく早くマスキングを剥がすよう心掛けることも、改善策の一つかもしれません。

 

ただ、瞳とまゆ毛の間等はマスキングが困難なこともあり、いずれにせよ、この方法では限界を感じました。

アイペイントと向き合う必要が出てきたのかもしれません。

 

胸パーツの突起部もマスキングの影響により段差が目立ってしまっているのですが、濃いめの塗料を置くように筆塗りして塗膜を稼いでみる。

(細かく見せられなくてごめんなさい)

 




 

髪の塗装

 

髪はGSIクレオス・みるきぃぱすてるカラーセット グリーンver.:カスタードイエローを使用してみました。

このセットはパステル調の塗料で構成されているため、美少女プラモの制作においても活躍する機会は多そう。

 

あとここは個人的趣味全開で、赤をベースに調色した色でメッシュを入れてみました。

(こういう髪の色好き)

ただ、髪の束が太いからか少し大味になってしまったように感じます。

あらかじめ髪のパーツはもう少し彫り込んで、束が細く見えるようにしておくと良かったかもしれません。

 




 

悲劇を乗り越え完成

 

 

 

 




 

 

 




 

ここからはフル装備で。

 

 

 




 

 

 

 




 

 

 

 




 

 

 

 

まとめ

いくつか失敗してしまったところはあったけど、とりあえず完成まで持っていきました。

そうすると今後に活かしたいポイントも見えてきます。

そのなかでも、もう少しなんとかできないかなと思ったのが塗膜の剥がれ。

今回はフル塗装で仕上げてみたわけですが、完成後にポーズを変えたりして遊んでいると、パーツ同士の接触で塗膜が剥がれてしまうところが出てきてしまうのです。

せっかく塗装したのにそれが剥がれてしまうことを考えると、怖くて触れない、動かせない・・・。

完成後に動かして遊ぶというスケールモデルにはない美少女プラモ(=可動プラモ)の特徴が活かせなくなってしまいました。

 

そんな時、可動部はマットバーニッシュ等のマテリアルを使用することで、保持力が調整出来ることを知ります。

さらにいろいろと調べてみると、塗膜の剥がれを考慮してあらかじめ可動部はゆるめにしておき、保持力が低下した場合はマットバーニッシュ等で調整するという方法で制作されている方も見かけました。

私は保持力の低下が怖かったために可動部はきつめにして制作を進めていたのですが、逆の発想です。

 

・可動部がきつい → 保持力は高い → クリアランスが小さいため塗膜は剥がれるリスクが高い

・可動部がゆるい → 保持力は低い → クリアランスが大きいため塗膜が剥がれるリスクが減る

 

可動部がきついと組み立ての時も力が必要で、でもあまり力を入れすぎるとパーツを壊しそうで精神衛生上も良くありません。

 

早速、マットバーニッシュを買ってくることします!!!

 

あともう一つは、無駄になってしまった顔のパーツ。

表情を活かしつつ肌の色を合わせたいということで目や口にマスキングを試みたわけですが、塗膜の段差が想像以上に目立ってしまう結果となってしまいました。

でも、結果として4色も重ねているわけなので、当然といえばそうなのかもしれません。

ここは段差が目立たなければいいので、塗膜を薄くすればよいはず。

サーフェイサーは使用せず、さらに塗膜が薄くなるような塗装を心掛ければ改善するはず。

それと同時にアイペイントも実践していこうと考えています。

まずはまつ毛からだけでもいいかもしれませんね。

 

さて、課題の残る仕上がりとなってしまいましたが、元々は積みプラの消化だったことを考えると学びも多く、本来の目的以上のものが得られたと思っています。

それともう一つ。

自分がかわいいと思えるものを作るのって楽しいです。

 

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