カスタマーサービスからパーツも届いて一安心・・・。ε=( ̄o ̄;)
カウル以外のパーツの加工を続けていくことにします。
タンクの加工
合わせ目の処理が必要なパーツはどんどん接着してしまいます。
C11・12(フューエルタンク)もそんなパーツなのですが、フューエルパイプにつながる部位が一体でした。
塗り分けが必要な部位なので、別パーツ化しておくことにします。
単純な形状なので根元で切り分けるだけと、別パーツ化は容易です。
ただ、そのままだと組み立て時に強度が不足することが予想されるので、真鍮線で位置決めと固定用のピンを作っておきます。
相手側(ここでいうタンク側)には穴を開けておきますが、ここも塗装後に塗膜できつくなることを考慮して真鍮線の直径+0.1mm程度の径で穴を開けておきました。
この作業によりそれぞれのパーツを別に塗装できるようになるので、塗装時のマスキングが必要なくなります。
あと、タンクの裏側に白いプラ板が見えていますが、このプラ板は補強用に貼ったものです。
特に外装部品は、研ぎ出し時にある程度の力がかかることが考えられました。
仕上げ工程の研ぎ出し時にパーツが割れてしまったら目も当てられません・・・。(-_-;)
転ばぬ先の杖ということで、研ぎ出しを行う外装部品を中心に可能な限り補強しておくことにします。
C18・19(シートカウル)も同様の方法で補強しておきました。
カウルの破損予防
画像は再びカウルへ。
本当はこの矢印の合わせ目こそ補強したい(今後アンダーカウルを切り離す予定なので、カウルは実質この2か所のみで保持されることになる)ところなのですが、スペースがほとんど無い・・・。
完成後はよく見えそうな場所だし、なおさら補強は難しい。
しかし、少しでも力が加わったらパキっと折れてしまいそうなので・・・。
おゆまる(熱を加えると柔らかくなるプラスチック粘土)を使って、補助具を作っておくことにしました。
研ぎ出し等カウルに力が加わる作業を行うときは、このおゆまるをこんな風にあてて力の分散を狙います。
しかし、繊細な場所であることには変わりありません。
完成直前でパキっと割れようものなら立ち直れそうにないので、カウルを扱うときは安心せずに細心の注意が必要そうです。
フレーム・スイングアームの加工
おおかたカウルの加工・整形が終わったので、内装部品に移ろうと思います。
まずはフレーム。
リアブレーキのパーツと一部のパイピングがフレームに一体で成型されており、塗り分けが大変そう・・・。
ということで別パーツ化を図ります。
パイピングは真鍮線で似た形状を作り置換。
ただ、イモ付け(それぞれの対象の面のみで接着)だと強度の不足が懸念されます。
そこで真鍮線は少し長めに切り出しておき、フレーム側は穴を開けておいて真鍮線の両端を差し込めるようにしてみました。
パイピングの位置と長さが把握できたところで、今度はブレーキのパーツを切断。
フレーム側はプラ板でステーを作成、ブレーキ側は既にあったボルトのディティールを参考に真鍮線を埋め込み、ステーに差し込んで固定できるようにしました。
これでそれぞれを別個に塗装できるようになりました。
マスキングの必要が無くなります。
A21・22(スイングアーム)の先端にはアジャスターのようなものが伸びています。
ここはパーティングラインの処理が面倒そうだし、何かの拍子で引っ掛けでもしたらぽっきりと折れてしまいそう・・・。
ということで、補強も兼ねて真鍮線に置換します。
実車の画像を参考に、ピンバイスで根本に段差を作ってから真鍮線を差し込んでみました。
比較的簡単な工作で済むのでパーティングラインの整形を考慮すると、強度アップのみならず時間の短縮にもなると思います。
こちらはA9(バッテリーの台座とフレーム)で、こちらも塗り分けの必要が出てきます。
ここも別パーツ化して塗装の簡略化を図ってみます。
まず同径のプラ棒を使用してフレームを複製。
このとき、端部には真鍮線を挿して取り付けピンも自作しておきました。
これがないと組立て時に位置決めが難しくなり、また強度も不足してしまいます。
あとはA9のフレームを削り落とし、丸棒ヤスリで台座にフレームがはまるよう溝を彫れば工作は完了。
しかしここ、完成後はほぼ見えません。
作業量を考えると、筆塗りでさっと塗り分けてしまっても良かったかも・・・。
ブレーキディスクの穴開け
次はブレーキのディスク(A13・A14)。
ここは本来空いているはずの穴が開いていないので、ピンバイスで開けなおすことにします。
しかしこの工作を行ったら、なんだか反対側の縁がめくれてきました・・・。
裏側もけっこう目立つので、ナイフでめくれを削っておくことにします。
ただ油断していると径が変わってしまうので、削り過ぎないように注意します。
数が多いので大変・・・。(-_-;)
チェーンのピン再現
次はA4(チェーンとスプロケット)。
このパーツ、表側(画像上)はチェーンのピンが再現されているのですが、裏側(画像下)は再現されておらずのっぺらぼうです。
完成後に見えそうな場所でもあるので、裏側もピンを再現しておくと見栄えが良さそう・・・。
そこで極細のプラ棒でピンを再現してみます。
プラ棒を同じ長さで切り出すのが難しかったので、長さは接着してからまとめて削って調整することにします。
そして、削っているときにプラ棒がぽろっと外れてしまったら嫌なので、ピンが刺さる位置に穴を開けて埋め込むように固定してみました。
工作完了!
前後のスプロケット側は隠れて見えなくなってしまうので、ピンの再現は画像の範囲くらいで大丈夫そうと判断しました。
「制作記その4:メッキパーツの処理と細部パーツのディティールアップ」へ
https://mobile.twitter.com/ns_factory_100
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