軍艦島のキットと一緒にメーカー純正のエッチングパーツも用意しました。
パーツを確認したら、制作準備へ!
純正エッチングパーツ
フジミ:軍艦島(端島)純正エッチングパーツ
メーカー純正の金属製のパーツで、こちらを使用することで建物やクレーン等を精密に再現出来るようになります。
しかし、こちらは上級者向きとの記載があるように、使いこなすにはそれ相応のスキルと時間が必要となりそう・・・。
(実際、私はこのパーツにかなりの時間を費やすことになりました・・・)
ただ、今まで私はこのような本格的なエッチングパーツを使ったことが無かったので、練習と経験も兼ねて使用に踏み切ることにしました。
制作方針
キットのパーツと現在の軍艦島を比較すると、建築物・構造物の数に違いがあることに気が付きました。
(キットの説明書にも昭和30~40年代と現代とで、2種類の作例が載っています)
どうやら台風等の影響により、崩壊してしまった建築物も多いようなのです。
(特に炭鉱の関連施設(工場や竪坑櫓等)は残っていない)
さて、どのような制作するか・・・。
私も廃墟には大変興味があるので、どうせなら現代風の退廃的な景色で仕上げてみたい。
しかし現代風に作るとなると、現在は存在しない竪坑櫓やクレーンといった構造物・建築物は使用できなくなってしまうので見所が減ってしまう・・・。
であれば少々アレンジして、構造物・建築物は残しつつも廃墟的な仕上げをして退廃的な雰囲気を表現してみてはどうか。
ということで、今回はキットの構造物・建築物は活かしつつ、現在見られるような景色・雰囲気を目指して仕上げてみることにしてみます。
あと、せっかく海面パネルが付属しているので、そのパネルを使用して周囲を海に囲まれた軍艦島の景色を再現したいところ。
今回も完成品の保護や取り回し、輸送を考慮してディスプレイケースの使用を考えています。
ただ、キットはあまり高低差が無いので、海面パネルと軍艦島をケースにぺたっと張っただけだと間延びしてのっぺりと見えてしまう可能性も考えられます。
そうするといつもやっていることとあまり変わらなくなってしまうのですが、やはり底上げして高さを稼ぎたいな、と。
以上、こんな感じで制作方針を立ててみました。
軍艦島の準備
海面パネルと島にはそれぞれを固定するための要素が無いので、普通に組むとイモ付けになってしまいます。
これだと強度が不安なので、インセクトピンで固定してみることにします。
ピンが目立ってしまうと嫌なので建築物取り付け用のへこみを利用し、それぞれに穴を開けて固定出来るようにしておきました。
次にディスプレイケースへの固定のためにネジ穴を開けます。
位置がばらばらだと見栄えが悪そうだったので、それぞれの穴が島の四方から同じ距離になるように注意してみました。
そうそう、穴を開ける前にディスプレイケースのサイズも確認しておかないと!
ヾ(・ω・`;)ノ
島の大きさに対して海面パネルのサイズが大きすぎるように感じたので、パネルは四隅のネジ穴を基準に最低限のスペースで使用することにしました。
(そもそも私が用意したディスプレイケースに海面パネルが納まらない・・・)
ネジ穴を基準に、余分を切り飛ばしてしまいます。
ディスプレイケースに固定してみた様子がこちら。
ケース内に納まって一安心・・・。
ε-(´∀`*)
海面パネルのカットラインは直線だと味気なく思えたので、あえてうねうねさせてみました。
エッチングパーツの準備
大まかに構成が見えてきたところで、エッチングパーツの準備もしておくことにします。
エッチングパーツは金属なので、プラスチックに比べると塗料の食いつきがあまり良くありません。
そこでまず塗料の食いつきを良くするために、800番のヤスリで全体を磨いて小さな傷を付けてみました。
この小さな傷に塗料が食い込むことで、塗料の食いつきがアップするという算段です。
そのうえで塗料の定着を助ける金属用のプライマーを塗布しようと思ったのですが、この金属の板は余白が小さくて持つところがあまりありません・・・。
ということで、段ボールで持ち手を作ってみました。
これでエアブラシでもスプレーでもどんと来いです!!!
両面とも金属用のプライマーをエアブラシで吹いておきました。
さらに裏面は金属色が見えないように、影色として黒いサーフェイサーも上掛けしておきました。
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