TAMIYA:1/12 DUCATI 1199 PANIGALE S TRICOLORE(タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレS トリコローレ)(制作記その1:キットの紹介)

 

今回制作するキットはこちら。

 

TAMIYA:1/12 DUCATI 1199 PANIGALE S TRICOLORE

(タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレS トリコローレ)

 

このバイク、正直特に思い入れは無い・・・。ではなぜ制作に至ったのか。

 

それは以前から職場でお世話になっているバイク好きな方に、自分のスキルを活かした作品をプレゼントしたいと考えたからです。

本当は前回制作したDUCATI 900 MHRをプレゼントする予定だったのですが、幸か不幸かその作品がコンテストに入賞してしまい、自分にとっても記念の作品になってしまいました。

そんな作品をプレゼントしてしまうのはちょっと惜しい・・・、しかし何かプレゼントはしたい。

それならばもう一台作ってしまおう、でも同じバイクではつまらない。

確か1199は職場の人も欲しいんだよなー、とか言っていたはず(実車を)。

幸いプラモはある、では作ってしまおう。

そんな流れで制作に至った次第です。






実車について

1199パニガーレSトリコローレはイタリアのバイクメーカーであるドゥカティが2012年に発売した1199パニガーレの上位モデルで、さらにイタリア建国150周年を記念した特別カラーもまとったスーパーバイクであります。

スタンダード使用のオプション装備(ドゥカティ・トラクション・コントロールとかドゥカティ・クイック・シフトとかドゥカティ・データ・アナライザー等。オプション装備にはカタカナがいっぱい)を標準で搭載した当時の最上位モデルで、お値段はなんと289万円。

 

エンジンはドゥカティ伝統のL型2気筒で排気量は1198cc、最高出力は195HP(イタリア本国仕様、日本仕様は135HP)。

乾燥重量は166.5kgで、重量を出力で割ったパワーウェイトレシオという数値でみると1.0を切ってしまいます(イタリア本国使用で計算)。

例えば日本の代表的なスポーツカーであるGT-Rのエンジンの出力が562.2HP(570PSから変換)、重量が1770kg(グレードによって前後あり)なので、パワーウェイトレシオは3.15くらい。

パワーウェイトレシオは加速性能の目安として用いられることの多い数値で(小さいほど加速性能が良い)、数値だけならなんとあのスーパーカーであるGT-Rをも飛び越えて1/3以下にもなってしまうのです。

加速性能は様々な要素が複雑に絡んでくるので数字での単純な比較は難しいですが、それでもこの値はすごい。

恐ろしいです。

どんな加速をするのでしょうか、しかも二輪で。私なら怖くて乗れないかも・・・。

 

あと特徴的だなと思ったのがシャシー構造。

ドゥカティといえばパイプを組み合わせたフレーム(骨格)が伝統であり特徴であると思っていたのですが、そのパイプが見当たらない。

そう、ついにこのモデルからモノコックフレームを採用していたのでした。

(独立したフレームは存在せず、フレームがそれ以外の部品の役目を兼用している構造。パニガーレではエアクリーナーボックスがフレームを兼用している、エンジン等もフレームの役目を持つ)

 

モノコックフレームは軽量で、そのうえ剛性も高いと言われています。

ドゥカティといえば「L型2気筒エンジンにパイプフレーム!!!」というイメージが私にはあったのですが、進化の為には致し方無い変化と言えるのかもしれません。

 

ちなみにキットはマフラーの配置やエンジンの樹脂カバーの有無等から、イタリア本国使用を再現していると思われます。

 

と、つらつらとパニガーレの特徴を述べてきましたが、そこはタミヤさんのプラモデル。

実車の解説がパッケージには記載されており、さらに特徴が詳細に記載された用紙もキットに付属しています。

こちらはタミヤの伝統と言えるのかもしれません。

 

タミヤのキットについて

プラスチックのパーツがメインのいわゆるプラモデルですが、ゴム製のタイヤやパイピング用のビニールパイプ、金属製のスプリング、インレットマーク(金属製のシール)等も付属した、けっこう複合素材なキットでもあります。

ただ、組立てにはねじも使用するため、通常のプラモデル用接着剤のみでも制作は可能。

(実際の制作では瞬間接着剤やエポキシ系接着剤も使用しています)

 

ゴム製のタイヤや金属製のスプリング等が入った袋。ねじ止めに使用できるドライバーも付属しています。

ちなみにタイヤはほこり等が付きやすくて取れにくいため、使用時以外はなるべくビニール袋等に入れて保護しておくことをお勧めします。

 

こちらはインレットマークやマスキングシール等。

マスキングシールはカウルの塗装時に使用しますが、特にトリコロールの塗り分けが必要とされるカウルにおいてはこのシールの有無で難易度が激変します。

このシールがキットに付属するのは、本当にうれしい。

 

フロントカウルはこんなところに固定されていました。輸送時を考慮したもの?

 




 

あと別に用意したのがこちら。

タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレSフロントフォークセット

 

タミヤ製1199S専用のディティールアップパーツで、主にプラスチックのパーツを金属製に置き換える内容のもの。

これにより一層の精密化を狙えるのはもちろん、金属パーツならではの輝きにより塗装の手間を省くことも出来ます。

無理に全てのパーツを使おうとしなければ(けっこう小さいパーツもある)、実は楽をしたい方にもお勧めのセットです。

 

キットのパーツとディティールアップパーツの比較。

これを見れば一目瞭然。塗装の手間が大幅に省けると共に、金属ならではの質感が簡単に得られます。

 

制作方針

プレゼント用の作品にしたいということもあり、基本的には前作の900MHRと同様の方針でいこうと考えました。

①完成後は輸送に耐え、多少の振動でも壊れないように固定する

②エンジンを観賞できるようにする

③ただ作っただけではつまらないので、ディティールアップも実施

 

①に関しては輸送・保護の観点から、ディスプレイケースの使用が無難。

バイクは2輪ということもあってスタンドを使用したとしても不安定、しかもケース内に固定するにしても接するところが極わずかなのが悩みどころだったりします。

しかし、これは前作で一度経験しているため、その応用でなんとかしてみることに。

②も基本的には前作と同様の手法で。

③は見えるところを中心にして、逆に見えないところはどんどん手を抜いていこうかなと考えました。

(しかし、バイクのプラモは見えないところがあまり無いのが難点・・・)

 

続きはこちらのリンクよりどうぞ

TAMIYA:1/12 DUCATI 1199 PANIGALE S TRICOLORE(タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレS トリコローレ)(制作記その2:制作の準備と仮組み)

 

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