TAMIYA:1/12 DUCATI 1199 PANIGALE S TRICOLORE(タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレS トリコローレ)(制作記その8:カーボンの再現と多様な黒の表現を考える)

 

前回までにカウル等の外装部品の仕上げが終わりました。

ここからは、その他の部品(フェンダーやホイール等、主にセミグロスブラックで指定されているパーツ)の塗装と仕上げの方法をまとめていきます。






カーボンの再現方法

外装部品と並行していじっていたのがこちら、A22・24(フロントフェンダー)。

カーボン表現をどうしようかあれこれ考えていたのですが、結局カーボンデカールを貼ることにしました。

しかし、この複雑な形状に上手く貼れるだろうか。

 

用意したデカールはタミヤ:カーボンスライドマーク(平織り・極細)。

 

まずはマスキングテープを切り貼りしてサイズを確認。

 

そのマスキングテープを参考にカーボンデカールをカット。

 

そうしたら対象にデカールを貼っていくわけですが・・・。

案の定、形状にフィットせず・・・。

そのため、GSIクレオス:Mr.マークソフターを大量に塗布し数日放置。

そして放置後の状態が上の画像。

曲面にはほとんど馴染んでくれたのですが、今度はしわが目立ってしまいました。

 

ここは力技でなんとかしてみることに。

デカールの段差消しの要領でしわも消せるのではないかと思い、カーボンデカールもクリアーコートと研ぎ出しをしてみることにしました。

 

結果がこちら。しわもだいぶ目立たなくなりました。

クリアーコートと研ぎ出しは外装部品と同様の工程で行っています。




メタリックな黒の表現方法

B29・30(スイングアーム)の塗装指示はX-18セミグロスブラック。

しかし、べた塗りではつまらないし金属的な質感も表現したかったので、ここはモデルカステン:ステルスグレー[2]を使用してみます。

乾燥後、エッジを中心に綿棒等で擦って金属の素材感を表現してみました。(ステルスグレーは乾燥後に磨くとメタリックな光沢が得られる)

 

B9・18(ホイール)もX-18セミグロスブラックの指示ですが、実車の画像を見てみると光の加減によっては青みがかって見えることがありました。

実物を見ていないので実際にそうなのかは不明ですが、せっかくなので試してみます。

まずはGSIクレオス:ウイノーブラックを塗布、その後GSIクレオス:サファイアブルーをオーバーコート。

サファイアブルーは吹きすぎると真っ青になってしまうので注意、薄めの塗料(塗料:溶剤1:3くらい)で様子を見ながらふわっと吹いていきました。

 

塗装の乾燥を待ってから、ホイールの縁にデカールを貼っていきます。

しかしここ、縁に段差もあってけっこう難易度高いです・・・。

マークセッターやマークソフターを活用して貼っていきましたが、付け過ぎると細いデカールはふにゃふにゃになってしまうので注意。

デカールが乾燥したらつやを整えるために、クリアーにGSIクレオス:フラットベース「なめらか・スムース」を入れたもの(クリアー:フラットベース10:1くらい)でオーバーコートしておきました。

 

ホイールの真ん中にはX-32チタンシルバーの塗装指示があるのですが、エアブラシでの塗装を考えた場合へこんでいるところのマスキングが困難。

(ムラの無い均一な塗装を考えた場合、エアブラシでの塗装が第一選択となる)

ここは丸く切り抜いたマスキングテープでマスキングして塗装、その後根元にスミ入れ塗料を多めに流し込んで塗り分けを再現するという力技で対処しました。

 

全ての工程が終わったあとのホイールがこちら。

最近のバイクのホイールはデザインも凝っていてかっこいい。




多様な黒の表現方法

上の画像はX-18セミグロスブラックで塗装指示されているパーツの一例。

しかし、あれこれ見たり考えたり想像したりしながら塗料を使い分けて、それぞれの黒を自分なりに表現してみました。

 

①前述のB29・30(スイングアーム)で、モデルカステン:ステルスグレー[2]で塗装後にエッジ付近を軽く擦る

②A15・18:ウイノーブラックを塗装後、薄く溶いたGSIクレオス:マルチホワイトを塗布

③B3・12:サーフェイサーエヴォ・ブラックを吹きっぱなし

④B33:ウイノーブラックをフラットベースで調整(ブラック:フラットベース10:1くらい)したもの

⑤B5・32:ウイノーブラックを吹きっぱなし

 

B21・22(バックミラー)もサーフェイサーエヴォ・ブラックを吹きっぱなし。

サーフェイサーエヴォ・ブラックはサーフェイサー特有の発色の良さと適度なつや消し感が好みで、下地塗装以外にも活躍してもらっています。

 

B15もX-18セミグロスブラックで指定されているところは、サーフェイサーエヴォ・ブラックを吹いてそのまま。

X-18とXF-63の混色が指定されているところには、ガイアノーツ:ニュートラルグレーⅤを代用しています。

ガイアノーツのニュートラルグレーはけっこうつやが出るので、塗装→デカール貼付→乾燥後につや消しクリアーを吹いてつやの調整をしておきました。

 

続きはこちらのリンクよりどうぞ

TAMIYA:1/12 DUCATI 1199 PANIGALE S TRICOLORE(タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレS トリコローレ)(制作記その9:金属の表現方法を考える)

 

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