TAMIYA:1/12 DUCATI 1199 PANIGALE S TRICOLORE(タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレS トリコローレ)(制作記その9:金属の表現方法を考える)

 

こちらではクリアーコートや研ぎ出しと並んでバイクモデルのキーポイントとなる、金属の表現(メタリック塗装)方法をまとめてみました。

とは言っても難しいことはしておらず、様々な塗料の使い分けでそれぞれのパーツに個性を出せないかいろいろと試しています。






エンジンの塗装と金属表現

C29・43(エンジン)には丸く塗り分けるところがありますが、事前に自作しておいたマスキングテープで乗り切る。

 

塗装後のエンジンがこちら。

こちらもあれこれ見たり考えたり想像した結果、塗装にアレンジを加えています。

 

・XF16フラットアルミ → GSIクレオス:スーパーアイアン

※フラットアルミはつや消しが強く、また粒子が大きくざらつき感が強いと感じたため。但しC33はフラットアルミを使用

・XF11クロームシルバー → タミヤ:スパークリングシルバー

※出来るだけ輝度を上げたかったため

・X31チタンゴールド+X33ブロンズ → タミヤ:チタンゴールドのみ

※イメージと好み。あと調色が面倒くさかった

 

多少好みも入ったりしていますが、好みも意外と重要かなと思ったりします。

 

矢印で示したところにはデカールを貼るのですが、ここは覗き窓っぽいです。

ここはデカールの乾燥を待ってからUVジェルクリアを使って、透明な窓を再現。




ブレーキディスクの塗装、それとマスキング

C18・19(ブレーキディスク)は内側と外側で塗り分ける必要があるのですが、形状が複雑でマスキングに悩む・・・。

 

結局、最初に内側の塗装(ウイノーブラックを使用)をしてから、マスキングして外側を塗ることにしました。

短冊状に切ったマスキングテープで、内側をマスキングしていきます。

 

他にも数々のマスキングを乗り越え・・・

 

ブレーキディスクの外側はGSIクレオス:スーパーステンレスを使用。

(キット指定のシルバーリーフを持っていなかった。スーパーアイアンでも良かったかも)




その他の金属表現(チェーン、ラジエーター、エキゾーストパイプ、マフラー等)

C48(チェーンとスプロケット)の塗装後がこちら。

・TS-30シルバーリーフ → GSIクレオス:スーパーアイアン

※シルバーリーフを持っていなかった・・・

・XF-56メタリックグレイ → タミヤ:LP-61メタリックグレイ(ラッカー)

※この後、ピンにタミヤ:チタンシルバー(エナメル)を筆塗り

・金色の部分 → タミヤ:チタンゴールド

※ここは実車の画像を参考に色を追加した

 

C12(ラジエーター)の塗装。

・XF-16フラットアルミ → GSIクレオス:スーパーステンレス

※実車はフラットアルミより輝度が高く見えたため変えた

・X-18セミグロスブラック → GSIクレオス:ウイノーブラックをフラットベースで調整(ブラック:フラットベース10:1くらい)したもの

※好みのつやに調整し易いので、フラットベースを使うことが多いです

・X-11クロームシルバー → GSIクレオス:スーパーファインシルバー

※スーパーステンレスを塗ったところより輝かせたかったために使用。しかし、あまり違いがわからん

 

こちらはA3・4・5(エキゾーストパイプ)の塗装。

・X-10とX-32を調色 → タミヤ:チタンシルバー。その後、曲がっているところに軽くクリアーオレンジを吹きました

※調色が面倒くさかった。あとここは社外品に変えている画像も多く、最後まで悩みました

・パイプの繋ぎ目の太いところ → GSIクレオス:スーパーファインシルバー

 

こちらはC30・42(マフラー/サイレンサー)の塗装。

・TS-30シルバーリーフ → GSIクレオス:スーパーチタン

※実車は落ち着いた色に見えたため、スーパーチタンを使ってみました

・X-10とX-32を調色 → タミヤ:ガンメタル

※調色が面倒くさかった。しかし、ここは手を抜き過ぎたかも

 

マフラーも実車の画像は社外品に変えている画像が多くて、けっこう悩みました・・・。

あと出口周辺(X-18の指定があるところ)は曲線も多く、意外とマスキングが大変。

なかなか上手く塗り分けられず苦渋を飲まされ続けていたのですが、結局塗り分けの境界にエナメルの黒を強めにスミ入れしてごまかしてしまいました。

 

金属製スプリングの塗装にはTS-34キャメルイエローが指定されています。

しかし、この塗料も持っていなかった(しかもキャメルイエローは缶スプレーでしか販売されていない)ため、代わりにGSIクレオス:イエローFS13538を使ってみました。

あまり違和感は無いように思えるのですが、いかがでしょうか。




ゴムの表現とハンドル周辺の塗装の方法

ゴムのホースと思われるところには、タミヤ:ラバーブラック(アクリル)を使用してみました。

アクリルのつや消し感が気持ち良い。

 

B16・17(ハンドル周辺)もエアブラシで塗装する場合、マスキングに不屈の精神が必要となります。

一度で終わらせようとはせず、地道にこつこつ進めました。

チタンシルバー → マスキング

→ セミグロスブラック(ウイノーブラックを代用)→ マスキング

→ メタリックグレイ→ マスキング

→ フラットブラックの順番で塗装。

XF-1フラットブラックで指定されているところにも、ラバーブラック(アクリル)を使用してみました。

真っ黒ではない、ゴムっぽい感じが心地良い。




ドライブラシとスミ入れによる塗り分け

A6はシルバーでドライブラシをかけてモールドを際立たせてみました。

完成後にこの部分はほぼ見えないため、完全に自己満足。

 

C2・3(ブレーキキャリパー)にはメーカーロゴ(brembo)のデカールを貼る指示がありますが、へこんでいるところにデカールを追従させるのは難しい・・・。

ここではデカールを使用せず、エナメルのレッドをスミ入れしてみました。

(溶剤でやや薄めに溶いたレッドを流し込み、はみ出した場所はきれいな溶剤を含ませた綿棒等で拭き取る)

 

ちなみにここ、フロントフォークにタイヤ/ホイールを装着する前にC2・3・6・7を取り付けないように注意。

タイヤ/ホイールを装着後にC2・3・6・7を取り付ける、つまり説明書通りに組んでいかないと互いに接触するため、タイヤ/ホイールの装着が困難になります。(体験済み)

 

続きはこちらのリンクよりどうぞ

TAMIYA:1/12 DUCATI 1199 PANIGALE S TRICOLORE(タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレS トリコローレ)(制作記その10:仕上げと組み立て)

 

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