TAMIYA:1/12 DUCATI 1199 PANIGALE S TRICOLORE(タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレS トリコローレ)(制作記その5:整形・加工・ディティールアップの続きの続き)

 

パーツの整形と加工、そしてディティールアップの続き。

こちらはハンドル周辺やチェーン、あとパイピングの方法等をまとめました。






ハンドル周辺のディティールアップ

実車の画像を眺めていて気になったのが、ブレーキのリザーバータンクの取り付け方法。(矢印のところ)

キットではC14に一体で成型されていますが、どうやら実車はブレーキとクラッチのそれぞれのレバーから繋がっているようでした。

 

というわけでプラ板を組み合わせて、取り付け方法をこんな感じに変更してみました。

 

向かって右側の構造とサイズはこんな感じ。

 

向かって左側の構造とサイズはこんな感じ。




チェーンのディティールアップ

こちらはC48(チェーンとスプロケット)。

前作の900MHRもそうだったのですが、1199も表側には見えるチェーンのピンが裏側には成形されていません。

しかし、完成後はこのようなところもけっこう見えてしまうのが、バイクプラモの手強いところ。

 

ということで、プラ棒を使って裏側のピンを再現することにします。

イモ付けだと強度的に不安なので、一度穴を開けてからプラ棒を埋め込むことにしました。

ブレーキディスクの時と同様、いきなりピンバイスで穴を開けようとするとずれる可能性があるので、中心を狙ってケガキ針で下穴を打っておきます。

 

その後、下穴をガイドにピンバイスで穴を開けていきました。

プラ棒が固定される程度の深さがあれば良いので、貫通させないように注意。

なんか、ずれているところもあるけど大丈夫?

 

ちなみに、スイングアームやエンジンに組み込むと見えなくなるところがあるのでそこは未実施、手を抜く。

 

そうしたらプラ棒を刺していきます。プラ棒は0.5mmの丸棒を使用。

細かく切ってから接着しようとすると扱いが難しくなってしまうため、挿して接着してカット、挿して接着してカットを繰り返していきました。

 

カット後がこちら。

この段階では長さが不均一ですが、ここから再度カットと整形をして長さを整えていきます。

 

整形後がこちら。

ずれていたところも、そこまで目立たなそう。

 

スイングアームに組み付けてみたところ。

あらためて見てみるとわかるのですが、裏側もけっこう見えます。




バックミラー接続部の補強

あと、バイクモデルで手強いと感じているのがバックミラー(B21・22)。

接着面積が狭い割に飛び出た形状をしているので、どうしても引っ掛けやすく、さらには引っ掛けた時に外れやすいのです。

(取り回し時に接触の可能性が高く、さらには外れやすいのです。)

そのため、少しでも強度を稼ぐために真鍮線で取り付け用のガイドを作っておきました。

ただ、ミラーの取り付け部は目立つ位置にあることもあり、真鍮線の長さには注意が必要。

あまり長いと裏側から見えてしまうため、最小限の長さとなるよう仮組みを繰り返して調整しておきました。

完成後はこのようなところもけっこう見えてしまうのも、バイクプラモの手強いところ。




マフラーの整形とディティールアップ

C30・42(マフラー/サイレンサー)はパーティングラインが目立つので注意。

後々メタリックで塗装するところは、塗装後の表面の状態が通常の色以上に目立ってしまうことがあります。

ヒケ(プラスチックが収縮してへこんでしまっているところ)も含め、このようなところは特に念入りに表面処理をしておきました。

 

C30・42は出口(矢印のところ)が塞がっているのも気になりました。

本来ここは排気ガスが出るところなので、穴が開いているはず。

 

ということで穴を開けます。

ここも楕円なのでどうやって穴を開けようか少し悩みましたが、ピンバイスと棒ヤスリ、それと先が細くて薄い金属ヤスリを用いて乗り切りました。

 

穴が開きました。

しかしキットの構造上、裏側が筒抜けになってしまっているのが少し気になる・・・。

このまま組み立てていくと奥にあるパーツが見えてしまったり、光が入ってしまったりすることが予想されます。

 

プラ板で蓋を作ってみる。

 

結局塞いでるじゃん、でも奥行が出たので良しとします。




その他に気付いたところのディティールアップ

実車の画像を見ていたら、C44の画像で丸く囲ったところにダイヤルのようなものが確認できました。

平べったい面にディティールがあると、良いアクセントになりそうです。

 

そのダイヤルを市販品を使って再現してみました。

使用したのはアドラーズネストさんの六角ボルトヘッド。

 

B4は塗装時のマスキングの手間を省くために、細いところを金属線に置き換えてみました。

ここで使用したのはインセクトピンの真ん中の部分。

普段、こちら側は捨ててしまうことが多いので、いわゆるリサイクル。

針になっているところは刺して怪我等をしないよう、取り扱いに注意して下さい。(刺したことあります、痛いです、危ないです)

私は針の部分はテープをぐるぐる巻きつけてから破棄しています。

 

B25の矢印で示しているところ(鍵を挿すところ)にはデカールを貼る指示がありますが、それだと立体感に乏しく感じます。

HIQPARTS(ハイキューパーツ)さんのHSリベット1.5mmに置き換えてみました。(こちらも接着は塗装後)




パイピング

そしてこれ、B15。

個人的には今回の制作のポイントの一つかなと思っている部分で、カウルを外すとこの部位が良く見えるのです。

実車の画像を見てみると、いくつもの配線が通っているのが確認出来ました。

見せ場にするべく、その配線を再現して解像度を上げてみることにします。

逆にカウルを取り付けたらまず見えないだろう反対側のB6はパイピングはもちろん、塗り分けもせずデカールも貼らないつもり。

 

太いゴムチューブに色付きのリード線を組み合わせてみたり・・・。

 

ゴムチューブと真鍮線を組み合わせてみたりして・・・。

 

プラ材で細かい部品も追加したら、こんな感じになりました。

しかし、矢印のところの配線は少し太い気がする・・・。

 

結局、色付きのランナー(成型段階でプラモデルのパーツの周りを囲っている枠)を利用した伸ばしランナーで、さらに細いものに挑戦してみたりと試行錯誤しています・・・。

 

続きはこちらのリンクよりどうぞ

TAMIYA:1/12 DUCATI 1199 PANIGALE S TRICOLORE(タミヤ:1/12 ドゥカティ1199パニガーレS トリコローレ)(制作記その6:カウル・外装部品の研ぎ出し前の基本塗装)

 

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