前回までで基本塗装はだいたい終わり。ここからは仕上げの工程へ。
カウル等の外装部品のクリアーコートと研ぎ出しの工程・方法をまとめました。
つやを出すためクリアーコートの方法・工程
表面を整えたらもう一度スーパークリアーⅢを吹いて塗装を保護、その後デカールを貼っていきます。
塗り分けの一部を自作のマスキングシートで対応したこともあって、デカールの貼付はそこまで難しくはありませんでした。
デカールを貼り終えたら一週間くらい乾燥させて、そしてクリアーコートへ。(デカールの段差を消し、表面を磨いてぴかぴかにするためのコート)
クリアーコートの工程は以下のような流れで行いました。前作の900MHRとほぼ同様の方法です。
①塗料:溶剤1:1(スーパークリアーⅢは3mlくらい)で希釈した塗料をデカール中心に吹いてコート(デカールが溶剤で溶けるのを予防する、いわゆる砂吹き)
②塗料:溶剤1:2で希釈したクリアーを全面に吹く(スーパークリアーⅢは5mlくらい)
③塗料:溶剤1:3で希釈したクリアーを全面に吹く(スーパークリアーⅢは2mlくらい)
④塗料:溶剤1:3で希釈したクリアーをもう一度全面に吹く(スーパークリアーⅢは2mlくらい)
以上の工程を外装部品(A12・19・25(リヤカウル)、A13・14(フューエルタンク)、A21・23(サイドカウル)、B19(ナンバープレート)、フロントカウル)の表面全体に実施しています。
それと今回はB8(メーター)のガラスも、クリアーコートで再現してみることにしました。
上記の工程をB8にも実施しています。
クリアーコート後は塗料をいっぱい吹いていることもあり2週間程度待機、その後つや出しとデカールの段差を消すための研ぎ出しへ移行。
デカール周辺は1500番前後のやすりで研磨、その他は1500~2000番程度のやすりで磨いてみました。
(神ヤスは番手の割に削れる印象があったので、通常のやすりよりも番手の高いものを使用しています)
デカールの段差の有無は、目視でも表面のつやの有無で確認できます。
段差が解消するに連れて、表面が均一なつや消しになってきます。
ここも塗装・デカールを削らないように注意。
表面全体が均一なつや消し面になったら、その後の磨き作業軽減のためにも、塗料:溶剤1:4で希釈したクリアー(スーパークリアーⅢは2mlくらい)をもう一度吹いておきます。
(これだけでも表面の微細な傷が埋まってつやが復活する)
吹きこぼれの修正
クリアーコートの乾燥を待ってから(1週間くらい)、そろそろやっておきたかったのがこちら。
外装部品の裏側の吹きこぼれ。
最低限のマスキングはしたつもりだったのですが、それでも場所によってはけっこう漏れてしまいました。
ここの処理はエナメル塗料でしてみることにします。(エナメルであれば今まで使用してきた塗料と性質が違うため、例え他のところに吹きこぼれても基本塗装を侵さずに拭き取れる)
この段階で処理することにしたのは、表面が平滑な方が拭き取りやすいからでした。
しかし、完成後はこのようなところもけっこう見えてしまうのが、バイクプラモの手強いところ。
吹きこぼれにエナメルの白(タミヤ:フラットホワイトを使用)を吹いてみたところ。
うっすらと赤くみえるところもあるけど、これくらいなら目立たないかな。
今度は表側に吹きこぼれが生じることになるのですが、この吹きこぼれはエナメル塗料なので拭き取れるはず。
エナメルの溶剤を染み込ませた綿棒で、吹きこぼれをそーっと拭き取っていきました。
ただ、性質が違うといっても、あまりごしごし擦ると基本塗装にまでダメージを与えてしまうことも考えられます。
力加減に注意。
それにしても、特にフロントカウルは表と裏をそれぞれ塗装するときのマスキングの難易度高すぎ。
つやを出すための研ぎ出しの方法・工程
裏側の吹きこぼれを処理したらつや出しの最終工程へ。
最終工程はこんな感じ。
①ゴッドハンドの神ヤス6000→8000→10000の順番で磨く
(神ヤスの登場で表面処理や研ぎ出しの苦手意識が軽減されました。感謝!)
②タミヤ:コンパウンド粗目→細目→仕上げ目を順に使用して磨く
③ハセガワ:セラミックコンパウンドで再度磨く
④ハセガワ:コーティングポリマーでコーティング
研ぎ出しは苦手意識が拭えないのですが、それでもつやが出てぴかぴかになってくるのは楽しい。
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